fc2ブログ

久しぶりの法廷画家。


TBSさんから依頼がありまして久しぶりに裁判スケッチの仕事をしました。
20日、京都地裁で行われた例の小6女児殺害塾講師の裁判です。
前日の晩にホテルインして、午前中傍聴席のくじ引きに雨の中並び、40分間人殺しの顔をまじまじと見ながら筆を動かし、和歌山にトンボ帰りしてデータ仕上げしてメール納品。便利な時代になりました。

「みのもんたの朝ズバ!」という番組で企画を組むらしく通常2~3枚なのですが、今回は合計9枚の依頼があり20日一日は大変でした。焦りまくりでしたが、〆切15分前に納品でき、翌朝無事放映されたようでよかったです。

事件の内容はテレビで散々報道されましたので繰り返しませんが、僕が見たところ、犯人荻野は、見た目には普通の青年でした。無表情に謝罪の弁を述べる容疑者、椅子を拳で強く叩いて憤慨する被害者の父親、閉廷と同時に泣き崩れる母親。当たり前ですが、至って陰鬱な現場でした。

それはそうと、和歌山駅からくろしおに乗って京都駅に着いたのですが、考えてみたら京都駅に行くのは生まれて初めてでして、すごく広くて先進的なデザインなのにびっくりしました。一瞬「どこの宇宙ステーションですかここはッ!」みたいな気分になりました。前日は早くに着いたので、街をぶらぶらしていたのですが、東京や大阪と違って街並みがキレイだと感じました。あと、大都会のように人がたくさんいすぎないし、かといって地方の野暮ったさも無い。それでいて京都駅ビルの日本料理屋で食べたうな重が絶品だったため、僕の中で京都がかなり上位にランクインされました。トロのような柔らかなうなぎの食感、控えめながらしっかりと個々を主張する味付け、デザートの豆腐とイチゴのアラモードがまた・・あうぅよだれが。次も京都へ行く際は寄ろうと思います。

帰りのオーシャンアローの中で、東野圭吾の「白夜行」を読みながら、次は明るい気分で京都を散策できたらいいな、と思った雨の日の午後でした。

スポーツクラブ ~1ヶ月目の成果~


誕生日を祝ってくれた方、ありがとう愛しています!祝ってくれなかった方はこのサイトで自分の名前でも検索していてくださいよしたかです、こんばんは。

寒い日が続きますね。僕は寒さに弱いので引きこもりがちです。食料調達とスポーツクラブに行くときくらいしか玄関の敷居を跨ぎません。あとは仕事をしたりギターを弾いたりネタあつめしたりネタあつめしたりネタあつめしたりして過ごしております。(←もっと仕事しろ)

今日でスポーツクラブに通いはじめてちょうど一ヶ月が経過です。限りなく二日に一回のペースに近い三日に一回のペースで通っています。ちょっと頑張っています。自分では見た目に変わった気はしませんが、ここは一つ体重測定という極めて明確に数値化される検査方法を用いてその成果を目の当たりにしたいと思い、風呂あがりに乗った体重計が示した数字は、

───1kg増。

・・・とりあえず、今まで必要最低限しか存在しなかった筋肉の増強が、減少する脂肪の量を遥かに超えているのだというポジティブな解釈をしておきますが、巷でよく聞くダイエット、───いやはや、甘いモノではないですね。

Birthday +2.


落ち込むことがあるたびに、この世を絶望視して、友を作らなかった過去の己を呪い、縁の無さと運の無さを嘆き、力弱き己が腕に失望を見て、静寂の孤独に悶絶し、倦怠のうちに死を夢む。

だいたい、いつもこんな感じです。

乗越える知恵の無いまま時間がただ事を過去に追いやっていくようですが、「どうしたらよいかわからない」という不安と焦燥は永遠に付き合っていかなければならないのでしょうか。傷を癒すは自然治癒だけなのでしょうか。泣きそうになる時のあの胸の微熱は、いつか僕の心の体温になり、誰かのことを温める術と成り得るのでしょうか。それとも、ただ弱く、屈折して、萎れて枯れて、・・・。

できることなら、日々、笑っていたい。そうして、不安と焦燥を溶かしていきたい。それは決して楽をしたいということではなく、反対に、前を向くために必要なことだろうと思います。

「面白きこともなき世を面白く」

かく生きたいものです。

この2日で29。高杉晋作と同じ歳になりました。

プロフィール

榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

カレンダー

01 | 2006/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター