2007/03/20
名刺を作り変えました。
ここ数年、滅多にマンガを読まなくなったのですが、最近になって幸村誠さん作「ヴィンランド・サガ」にハマりきっているよしたかです。こんばんは。11世紀初頭の北ヨーロッパを舞台にしたヴァイキングの漫画で、主人公の少年トルフィンはともかく、トールズやアシェラッドなどの中年親父キャラがシブすぎる!当時の生活習慣や風俗も細かく調べられて描かれており、まだ物語は序盤だろうというのに何度も読ませる内容の濃さがツボにはまりました。このクオリティを維持しつづけて欲しいものです。
さて本題。
「イラストレーターです!」と名乗ってから5年目になるわけですが、名刺が当時のままずーーっと同じものを使っていました。1千数百枚ほど消費したと思われるのですが、この名刺、今見返してみると「これでいいのか?」という感じがしてなりません。

以前から名刺を出したときの反応としては、
「わ~かわいい。この絵、ご本人さんですよね?」
「ほぅ・・・こんな絵を描かれてるんですか。え?これが自画像?ふぅん・・・」
「これ、似てねぇよ」
「あったかい雰囲気のイラストですね。あ、これご本人さんなんですか」
という感じで、賛否両論というより、「似てない」意見が圧倒的多数だったように感じます。(もともと特長の無い顔なんで似顔絵が描きづらいんです・・・)
しかも名刺というのは最初の大切なご挨拶だというのにこの仏頂面。これではいけない!とようやく気づき、このところ展示会などで大量消費して在庫も少ないことですし、名刺を一新することにしました。
いままでに頂いたイラストレーターさんの名刺というのは工夫に富んでいて面白いものが多く、近年一番おどろいたのはマイミクで僕と同じ雑誌でご活躍されているヨシムさんの名刺です。webにアップするわけにいかないのでお見せできないのが残念ですが、わずか91x55mmの小さな空間の中にびっしり詰め込まれたPOPな作品たち。その賑わいはもはや名刺の中に一つのギャラリーが誕生しているといっても過言ではなく、頂いたときの衝撃たるや忘れられるものではありません。
今回名刺を作成するにあたり、「パクろうかな・・・」という魅惑に駆られましたが、僕の控えめなどちらかというと勢いの少ない絵を詰め込んだところで、あの賑わいは出ず、やっぱりオリジナルでいこうということにしました。そこで完成したのがこれです。

仏頂面自画像から掛離れたイメージで、とりあえず「こんな絵描いてます」とか「こーゆー雰囲気な奴です」とか「ギターが好きなんですよ」とか「基本的にほのぼのタッチです」とかいうメッセージが伝わればいいかなぁと思って作成しました。今、印刷屋さんにデータを渡して納品待ち状態です。これを渡したときの反応が今から楽しみです。