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デザインフェスタ出展報告。


二日続いたデザインフェスタもあっという間に終わりました。
普段メールやmixiでしか交流の無い人たちと実際に合うことが出来て、とても充実した二日間でした。
反省点を挙げるなら、名刺100枚用意していたのですが、二日目の途中で切らしてしまいました・・・。前回は50枚程度の消費だったので100枚あれば大丈夫かなと思っていたのですが、もっと持っていけばよかったです。

帰ってきたら、早速イラストを購入された方から数通メールがありました。中には、「部屋に飾ったら、とてもやさしい雰囲気の部屋になり、早速気に入りました!」というご意見もあり、すごく嬉しい気持ちなりました。

最近、誰の為に絵を描いているのか、ということについてよく考えています。これについてはまた改めて書こうと思います。

この二日で、ほぼ全てのブースを廻れたと思います。みんな表現したいものを表現したいように自由に表現していて、見ごたえのある作品が多かったです。ただ、思うことも多々ありました。多分、デザインフェスタにはこれが最後の参加になると思います。

会場のビッグサイトはとても広く、足が棒になり身体もクタクタになり、帰ってから仕事をしようと思っていたのですが、PCを立ち上げてメールをチェックしたあとは、バタンとベッドに倒れこんでぐっすり眠りについたのでした。

デザインフェスタのお知らせ。


昨年12月の参加に引き続き、今回もアジア最大級のアートイベントと言われる「デザインフェスタVol.25」に参加いたします。詳細は下記の通りです。

 ・日付:2007年5月26日(土)~27日(日)11:00~19:00
 ・会場:東京ビッグサイト 西1,2,3,4ホール&屋外
 ・ブース番号:C-373、374
 ・出展品:ほのぼのイラスト
 ・販売品:タペストリー(2,500円)
       ポストカード(150円)
       額入イラスト(500円)

今回は大学で同期だったマイミクの「てく」さんのお誘いでの参加となりました。(いつも親切にしていただいて、とても感謝しております。ありがとうございます!)
僕はふらふらと他のブースを見に行っていていないこともあると思いますので、その際はブースに連絡先を残しておきます。御用の方はお気軽にご連絡ください。
前回はショコラールさんと共同で参加し、こんな感じだったのですが、今回のディスプレイは少し地味目になると思います。でもポストカードなどの種類は増えて充実しておりますので、デザインフェスタ会場に来られた方は是非お立ち寄りください!そして何か購入でもして頂けたら狂喜乱舞して一発芸の一つや二つ披露させていただく可能性がなくもなくも無いです。(←だからどうした)

そんなわけで明日からまた上京します。ヒコーキ代貧乏よしたかからのお知らせでした。

きまぐれハウツー・イラスト。


真っ白いコピー用紙を見ていると、沸々と描きたい衝動に駆られることがあります。

机に散らばった「やらなくちゃいけない仕事」の資料を払いのけ、思いつくままに落書き落書き。今回はなんとなくペンダントをした高校生くらいの女性イラストを描いてみようと思いました。

non-noなどのファッション誌をぺらぺら捲って洋服の参考にします。デフォルメタッチでもリアルタッチでも同じなのですが、顔の大きさ、肩の幅、手の大きさなどのバランスを考えながら描きます。個人的には顔と手が最も難しいです。写真を参考にすると手が大きくなりすぎる気がしますし、男性と女性とでまたそのバランスも変わってきます。絵によってはあえて大きく描いたほうが効果的だったりしますし、小さすぎると違和感が出てしまいます。

500枚の250円のコピー用紙に100円の鉛筆一つ。思いつくまま好きなものを描いてこれで1時間も時間をつぶせるのだから安い遊びです。これは物心がついたときから継続している遊びですが、我ながらリーズナブルな子供だったと思います。

大体できてきたかな、というところでスキャナに掛けます。設定はカラー、350dpi。ウィィィィ・・・ンという機械音が10秒ほど続きます。スキャンが完了したらフォトショップというソフトで色調補正します。psd形式で画像データを保存して、ペインターというソフトを立ち上げて水彩タッチで色を塗り塗り。思いつくままどんどん塗っていきます。

僕はカラーリングで悩むことは殆ど無いです。本当に思いつくまま塗っていきます。「なんとなく赤かな?」「バックは緑にしよっと」「ここは白のままがいいかなー」という感じです。あとで微調整することはあっても、「どっちの色に塗ろうか・・・」などとは考えません。カラーリングセンスに自信があるというわけではなく、むしろその逆で、「どうせセンスないから考えても無駄」という諦めかもしれません。

その色が埋まってくるにつれ、そのセンスの無さに愕然とし、憂鬱になってくるのですが、「お前才能無さすぎ・・・。もう描くのやめたら?」などと意地悪な別人格が脳内で語りかけてくるころに塗り終わります。(大体いつもこのパターンです)

今回は色彩の微調整をしてみました。全体に彩度が高すぎだったので、落としてみたらなんとなく落ち着いた雰囲気に。結構気に入りました。
プリンターでテストプリントしてみます。「ふむ、まあこんなもんか。」といったところです。今回は夕食なども挟んだので正確に時間は測ってないのですが、たぶん半日くらい掛けていたような気がします。作品名はなんにしようかな。ベタに「ペンダント」でいいや。

さて、遊び終了。仕事しようっと。

保育費未払い…


給食費の次は保育費の未払いが問題になっているそうです。
TBSさんのお昼の情報番組「ピンポン!」が紙芝居を使って特集されるとのことで、昨夜7枚ほど描きました。

未払いは5年で時効だそうで、逃げ切る親も少なくないそうですが、そもそも「未払い」をする親はもちろん、こんな行動がある意味成り立ってしまってるほどゆっるゆるな制度に問題あると思います。何故罰を与えないのか謎でしょうがない。



さて、話は変わるのですが、関西のクリエーターを支援されているナニワートさんという団体がありまして、ずいぶん前にナニワートさんから受けたインタビューがweb上で公開されているのを今日知りました。興味がおありの方は是非ご覧下さい。

ナニワートさんのwebサイトから作家のオリジナルグッズの委託販売が出来るとのことで、前回のデザインフェスタで大量に売れ残ったタペストリーを出品してみたのですが、そのせいか何故か「タペストリー作家」として紹介されているようです。イラストレーターですってちゃんと言ったのに!

そんなわけでタペストリー絶賛好評(大嘘)発売中です。
よろしくお願いします。

「コミティア」初体験記。


今月五日、初めて「コミティア」という同人誌即売会に行って来ました。
同人誌というと、卑猥な漫画というイメージが強くあって、前々から抵抗があったのですが、今回のコミティアには僕の敬愛する「コーヒーもう一杯」の作者、山川直人さんが参加されるとの情報を仕入れ、はるばる東京ビッグサイトくんだりまで足を運んだのでした。

同郷でありマイミクでもある榎本さんも参加されているらしく、ご挨拶に伺おうと訪れたのですが、あいにくの来客中。一通り回って再度訪れるも不在。残念でした。山川さんと初めてお会いしたのですが、非常に作品のイメージ通りな方で、とても謙虚な紳士でした。ああ、僕もああいう大人になりたい!と、30秒くらいの会話の中でそう思いました。頼まれても居ないのに、「ぼっ僕もこういう絵を描いてますっ!」と名刺をその手にねじ込んで来た次第です。なかなか言えなかった言葉を、ブースを三回訪れたときにやっと言うことができました。「お身体に気をつけてがんばってください!応援しています!」

応援メッセージって、面と向かって言うのがすごく照れくさいんですよね。

ちなみに僕は作中のアダルトな表現を忌み嫌う心の狭い人間なのですが、同人誌の世界はまあ、非常に自由にその辺を表現されておりまして、見本誌立ち読みコーナーとやらで本を手に持ってみてみては、一人吐き気に悩まされておりました。こういう表現が多く指示されているということはもちろんこういう需要が多くあるわけで、この国の小児愛好家のケタ外れな多さと、恐らくそれが原因の一端を握っていると言えなくも無い少子化への危機感を改めて感じる次第でした。

「性癖」というものはもって産まれた部分も多いだろうから、どうしようも無いにせよ、それをある程度制限するのが「理性」であり、そのコントロールする術こそ「教育」によるところ大だと思うのですが、どうでしょうか。

性の問題は本当に難しく、理想を語るのはいとも簡単ですが、実現不可能なファンタジーを幾ら述べても無意味であって、かといって「かくあるべき」という模範的な回答が最も得られにくいことから、「同人誌」と「表現の自由」についての論争はまだまだ無限に続いていくのだろうと思います。

ああ、しかし個人的な意見を述べるならば、子どもを題材にした性的な表現は極めて不快です。僕は作品柄か、子供をよく題材にするからか、たまーにそれに属する人間だと誤解されることもあるのですが、断じて違います。八百万の神に誓って。

そういえば、先日中学生をテーマにイラストを描く機会があり、ファッションなどの参考にしようと思って中学生くらいのティーンをターゲットにした雑誌を立ち読みしたのですが、その内容の酷さに辟易、というよりほとんど鬱な気持ちになりました。
そもそもその表紙に色鮮やかに踊るコピーからしてすごい・・・。ここに例をあげようかと思ったのですが、書くのも憚られるので辞めておきます・・・。こういう情報雑誌がティーンに売れているからにはこういう情報の需要があって・・・などと考えると非常に陰鬱な気分になります。

正しい性知識は確かに必要だけど、オープンにすべきところと、すべきでないところのオンオフみたいなのが必要だと思うし、そのところの白黒がないと所謂「恥じらい」というものが失われていき・・・結果その・・・


まあ、こういうことを言うのも単なる僕のエゴなわけですが。


ともあれ、初めての同人誌即売会は僕には刺激が強すぎました。
出版社などの企業の意見が一切入れないで、自己の表現したいものを表現したいように表現する、というクリエーターの人たちの魂の篭った作品も沢山あり、よい刺激もいろいろ受けました。
次回はコミックマーケットなども一度見ておこうかと考えています。

僕はこの心の許容値の領域を広げるべきなのだろうか・・・それともこのままでいるべきなのだろうか・・・そんなことを取りとめも無く考えながらゆりかもめに揺られて岐路についた子供の日の夕暮れでした。

ニュース番組用イラスト紹介





楽しいはずのGWにかくも胸の痛くなる事故があるとは。

ニュース番組用に、等身大の座席イラストとコースのイラストを描きました。
コースのほうはまさかこんなに大きく使われるとは。
A3サイズで描いたのですが、ここまで伸ばせるものなんですね。

事故に遭われて亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいです。

プロフィール

榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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