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ちょっくら台湾に行ってきました。


今月24日から3泊4日で台湾の台北市に行ってきました。

出発の前日23日の夜、まさかの自動車単独事故を起こしてしまい、
精神的にも懐具合もそうとう寒い状態になってしまいましたが、
いざ南国へと旅立つと身も心もウォーミングアップです。

「明日の朝タクシーで駅まで行こうと思ってたけど、
節約のためにバスの時間見に行こうっと」
などと思い、外出帰りにバス亭に寄った帰りの事故でした。
タクシー代のほうが100倍くらい安かったです。
けど、事故する時ってだいたいこんな感じですね。
ベッコリ凹んだ愛車マーチを見ていると、過去の記憶も蘇ってきて
とても胸が痛みました。と同時に、「もうマーチに悲しい思いはさせない!」
と固く心に誓ったのでした。

さて、その心の切り替えにはしばらく時間はかかったものの、
今回の台湾旅行も、タイに引き続き実に楽しいものとなりました。
ヤフー天気予報では4日とも「曇り時々雨」か「雨」とのことでしたが、
うれしいことに予報が大はずれしまして、天気に恵まれたのもよかったです。

世界四大博物館のひとつ故宮博物院や兵士の交代式が美しい忠烈祠、
世界一高いビル台北101や「千と千尋の神隠し」のモデルになったことで
有名な九份など、代表的な観光地をはじめ、MRTに乗って気まぐれに
駅を降り、台北市内を散策したりと、実に充実した旅でした。

ただ、「台湾はグルメの国」、「とにかく食べ物がおいしい」と
周囲から聞いていただけに、否が応にも期待が高まっていたのですが、
残念ながら、僕にはほとんどの食べ物が口に合いませんでした。
これはショックです。
特に肉料理に使われる薬味といいますか、香草がもうダメで、
屋台の前を通るだけで「ウッ!」ときてしまうほどでした。
そういえばタイでもパクチー入りの料理がダメでした。
美味しい人には美味しいのだろうけれど、極端に分かれる味だと思います。

でも九份で飲んだマンゴージュースは感動的な美味さでした。
トップの画像も九份です。ここの景色はどこを切り取っても絵になるようで
雰囲気といい、建築物の色彩といい、かなりよかったです。
実は、イラスト付旅行記を書こうと考えています。
前回のタイ旅行記がまだ書きかけという有様なのですが
今回の台湾旅行も写真やイラスト付でいずれ紹介できればと思っています。
カルチャーショックを受けたこともたくさんありますし、
きちんとしっかり仕上げれば、きっと面白いコンテンツになるはず。
いろいろバタバタしていますが、なんとか時間をつくって書き上げたいものです。

旅で得た刺激は、確実にクリエイティブな面でプラスに働いている気がします。
次はどこにいこうかな。
インドかベトナムか、オーストラリアかウラジオストックなんかもいいなぁ・・・。
そんな感じで、すっかり旅の魅力に取り付かれた男からのレポートでした。

お知らせ。


思うところあって、当ブログのコメント欄を削除しました。
昨年、タチの悪い荒らし被害に遭ってからもしばらく削除していましたが、
二ヶ月ほど前に復活させていました。
今度こそ有意義なコミュニケーションツールとして活用できればいいなと
思ってのことでしたが、残念ながら叶いませんでした。
今後復活させる予定はありませんので、日記への感想などは
直接メールか、mixiのコメント欄をご利用いただけると幸いです。
お手数をお掛けしますが、今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

子猫と映画「おくりびと」のおはなし。


二週間ぶりに和歌山に帰ると、
先月23日に我が家に来たクッキーさんが
ひとまわり大きくなっていました。

ねずみのおもちゃに夢中になって遊ぶし、
飛び跳ねては、カーテンや庭の木によじ登るし、
足元もおぼつかなかった飢えた子猫が
ずいぶん元気になったものだと思います。

ただ、相変わらず先住民であるカリンとは仲がよろしくなくて
かわりに一年くらい前から家の庭に住み始めた
ノラ猫となかよしになりました。よくじゃれあって遊んでます。
このノラとクッキーは顔つきがそっくりなので
ひょっとしたら兄弟かもしれません。
お互い、なにか通じるものがあるのかもしれないです。

カリンと仲良くなってくれれば一家安泰なのに、
猫社会も人間関係と同じく、なかなかうまくはいかないようですね。

 *   *   *

さて、今日は仕事の合間に気になっていた映画を見てきました。
本木雅弘主演の「おくりびと」です。

いやー、これは傑作です。
「明日の記憶」以来、久しぶりに邦画の傑作を見た気持ちです。

物語は、チェリストの夢が消えて田舎に戻った主人公小林が
あたらしい職を探して納棺師になるお話です。
こういう職業のお話ですから、涙なしには見れないのですが
いやあ、この映画、本当に泣けます。
ハンカチ持参を強く強くお勧めします。
ただの暗い話ではなく、笑いも随所にちりばめられているのが
すばらしいです。社長役の山崎努さんなんて最高でした。

映画評論家でマイミクさんでもある前田有一さんの評価には
ほぼ同意です。彼も絶賛されていました。
ただ、ラストが、「あれ?ここで終わり?もっと観ていたい・・」と
思ってしまったことと、公式サイトの予告編が
それ、見せすぎ」と思う点だけが心残りです。

是非是非、年齢問わず多くの人にご覧になってほしい映画です。

そういえば、前田さんの映画評論はよく参考にしているのですが
20世紀少年・第一章」は酷評されていました。
こちらも見たけど、僕は結構おもしろかったです。続編が楽しみです。

「ハンコック」も観てみたいし、「デトロイトメタルシティ」も興味あります。
ああ、観たい映画がテンコモリだなぁ。

そういえば、昨年11月に法廷画家として撮影に参加した
日韓仏合作映画「TOKYO!」も今月から公開されていますが、
なんとなーくまだ観ていません
一応観ておこうとは思っているんだけど、DVDになっちゃうかもです。

自分の短気に思う事。


子供の頃の記憶は基本的にほとんど無い僕だけれど、
最近、昔のことを不意に思い出すことが多いです。

怒声、モノの割れる音、金切り声、父親の顔。

僕の短気は間違いなく彼から受け継いだものだと思いますが、
近年顕著に行動が似てきて、我ながら嫌になります。

短気。

僕を知る何人かは「そうではない」と言ってくれますが、
納得のいかないこと、筋の通らないこと、僕の中の常識から
大きく外れていることなどを言われたりされたりした場合、
導火線の無い爆弾と同じように、その短気ぶりは遺憾なく発揮され、
耳障りな自分の怒声を聞くことになってしまいます。

なんとかしたいのだけれど、いい方法が思いつきません。

薬がないわけではないけれど、あんなものを飲みたくは無いし、
ああ、この性分、本当に厄介だ。

近頃またそれで人に不愉快な思いをさせることが増えたように感じて
とても反省しています。
平常心を維持できるよう、人間は成長していかなければならないのに、
年年歳歳酷くなっている事実が、僕を憂鬱にさせます。

このままじゃ、またひとりになってしまいそう。

人生は孤独だと、もちろん知ってはいるけれど、
そんな恐怖に震える早秋の夜です。

プロフィール

榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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