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【日記】ヨシムさん個展「大8展」に行ってきました。


先日、イラストレーター仲間でマイミクのヨシムラヨシユキさんの個展「大8展」を見に、目黒のギャラリー「やさしい予感」にいってきました。
ヨシムさんといえば知る人ぞ知るイラストレーター界切っての古参ゲーマーであり、8ビット機と任天堂を愛してやまない自称「パワーグローブの最も似合う男」でありまして、今回の個展のDMの書かれた「昭和は遠くになりにけりとお嘆きのチョイ8オヤジ達は全員目黒に集合だ!」の売り文句に導かれるように目黒へと足を運んだのですが、実に見ごたえのある作品の数々に度肝を抜かれると同時に、オープニングパーティのトークショーにゲスト参加されたこれまたR35世代には知らない人間は居ないと言われる高橋名人の軽快絶妙トークに抱腹絶倒の3時間を過ごすことになったのでした。

「やさしい予感」は古風でおしゃれな一軒屋を改造したギャラリーで、家庭的な雰囲気が味わえる空間でしたが、まさにそこにぴったりなヨシムさんのイラストの数々。A0版に印刷された書下ろしイラストは10枚にものぼり、テーマは1980年代に子供たちを熱狂させた「スターソルジャー」や「スパルタンX」などのファミコンソフトとなっており、ヨシムさんのPOPなタッチにアレンジされた元気のよいそれらの作品はノスタルジーを刺激するだけでなく、純粋に見ごたえ抜群でした。

会場は二階にも広がっていて、上がると畳の居間にちゃぶ台がおかれていて、テレビにはファミコンの画面が!どうぞ遊んでくださいというこのサービス精神は、仲のよい友達の家に遊びに来たような感覚に陥ります。反対側の壁にはさまざまな仕事で描かれた作品が展示されてましたが、その多種多様さにうならされました。雑誌の表紙を数多く手がけられているので、本そのものが「作品」としてなりたっています。これは憧れです。比べても仕方ないけど、「僕とは仕事量がまるで違う・・・」と思いました。雑誌の表紙を手がけたくて一度編集プロダクションの方に相談したことがあったのですが、「あなたの絵はねぇ・・・万人に好かれるだろうけど、逆にいうとインパクトに欠けるのよ。ハッキリいって表紙には向いてないんだわ」と言われ、「いえ、タッチを変えることはできますが」と反論したところ、「増やそうと思って簡単に増やせるようなタッチでは、表紙を飾れるほどのインパクトは出せないんだよ」と手厳しい言葉を頂いたことがあります。自分に足りていないものは自分でもよくわかっているので、日々精進しなければならないなぁと思いました。

さて、そんなこんなで展示を見て回るうちに、オープニングパーティの時間となり、会場のフロアに降りていったところ、すでに50人を越す大勢の人が!なんとか末席に座れたからよかったものの、ずいぶん立ち見の方もおられたようで、ヨシムさんの人気ぷりを思い知らされました。僕が今、個展を開いたところで、10人来客があればいい方じゃなかろうか・・なんて思います。

そこで高橋名人の登場です。今年御年50歳だそうで、てことは僕らが小学生のころ神とあがめてた80年後半代は20代後半だったんですね。ずいぶん大人だと思っていたのですが、今の自分より若かったんだなぁ・・・。
本人の生い立ちからヨシムさんとの出会いについて、当時のゲーム業界の実情や高橋名人の冒険島制作秘話など、実に話術巧みに語られ、1時間の予定が1時間半ほどしゃべりっぱなし。それでもあっという間に感じるほど面白いトークショーでした。
観客からの熱い要望で、生16連打を実演していただけましたが、本人曰くは「正直今は13連打くらい」だそうです。笑う観客に「カールルイスだって今9秒台で走れるわけじゃないんだ!」と非常に説得力のある説明をされ、なんというか諸行無常を感じた次第です。

そんなこんなでトークショーも終了。会場の閉館時間も過ぎたので一同外へと出たのですが、正直、同業さんの個展を見に来てこれほど楽しめたことはないんじゃないかと思うほどの満足感を感じました。

A0サイズの絵が人に与えるインパクトは、やはりA4とは比べ物にならないなぁと当たり前のことを考えながら、仕事ではせいぜいA3くらいしか描かない身の上を思いました。ヨシムさんもあれだけ活躍されながら個展用にこれだけの書き下ろし作品を描いてしまうというエネルギーに憧憬の念を持ちましたが、同時にめらめらと創作意欲が沸くのを感じつつ電車に揺られたのでした。われながら単純ですが、今はでっかい絵を描いてみたいです。

【紹介】「90歳の老人が語る45の人生の教訓」


らばQというブログが世界中のニュースやおもしろネタを取り扱っていて、とても気に入っている巡回サイトのひとつなのですが、先日、「90歳の老人が語る45の人生の教訓」という記事をアップされていて、それがとても心の琴線に触れたので、少々長くなりますが、個人的意見も交えつつ紹介したいと思います。
アメリカ・オハイオ州に住むリジャイナ・ブレットさんの言葉だそうです。どうぞ。


■1. 人生は公平では無いけれど、それでもいいものだ。

そうですね。まさにそうですね。深く首肯します。いいものだと思わなければ。

■2. 疑わしいときは、次の一歩は小さく歩もう。

■3. 誰かを嫌うには人生は短すぎる。


これは頭で理屈がわかっていても心がわかってくれません。嫌いな人、憎い人が多すぎる僕には耳の痛い言葉です。

■4. 病気になると仕事は自分の面倒をみてくれない。友人や家族がしてくれるのだから連絡を取っておこう。

■5. クレジットカードの支払いは毎月全額支払っておくのだ。


この辺は大丈夫そうです。

■6. すべての口論に勝たなくていい。反論にも賛成してみよう。


深い言葉ですね・・・。

■7. 誰かと一緒に泣こう。一人で泣くより楽になる。

そんな相手がいればきっとライフイズビューティフルでしょうね。

■8. 神様に怒っていい。彼なら受け入れてくれる。

■9. 初めての給料から、老後の蓄えを始めよう。

■10. チョコレートに関しては抵抗は無駄だ。

■11. 「過去」と平和を維持していれば、「現在」をダメにすることはない。

■12. 自分の子供に泣いているところを見られたってよい。

■13. 他人の人生と比べるな。人がどんな軌跡をたどったのかなど、分かりはしないのだから。


これも心がなかなか理解してくれません。比べてしまう。そして落ち込んでしまう。みじめになる。いじけてしまう。ホント、まだまだ未熟です。

■14. もしその関係が人に言えないのなら、関わるべきではない。

真理ですね。

■15. すべてのことは一瞬のうちに変わるが、心配しなくてもよい。神は見ている。

■16. 深呼吸をしよう。心が落ち着く。

■17. 使えないもの、美しくないもの、楽しくないものは、何でも取り除こう。


これは是非吟味して実行していきたい。

■18. もし死なずに助かったときは自分を強くする。

■19. 子供時代のような幸せを持つのに遅すぎるということはない。ただし2度目は他人の力に依存してではなく自分次第である。

■20. 自分の好きなことを追い求めるとき、自分の出した答えに拒否を示すな。


他人に何を言われても、自分を信じるということですよね。これは力になると思います。心を強くもたなければ。

■21. キャンドルを灯し、シーツを新しくし、素敵な下着をつける。特別な日のためにとっておくのではない。今日という日こそが特別なのだ。

■22. 準備をぬかりなく、そして、なるように、ありのままに。

■23. 今、変人になろう。歳を取るのを待ってから紫色の服を着なくてもよい。

■24. 夜の秘め事をする上で、一番大事な機能は脳である。

■25. 幸せになる上での責任は、自分自身以外にない。

■26. どんな災いも、次のセリフで閉じ込めてしまえ。「5年経ったらこれはそれほど大事なことなのか?」

■27. いつも「生(せい)」を選ぼう。


しょちゅう「死」を考える僕には耳の痛いお言葉。「死」を考えるのは「生」を考えることでもあると思うのですが、その比重が問題ですね。

■28. 何でも誰でも許そう。

ああ、これができたなら!

■29. 他人が自分を何と思おうと、知ったことではない。

■30. 時間はどんなことさえも癒す。時間を与えよ。


僕も時間は最大の精神安定剤だと思います。

■31. どんな良いことも悪いことも、変わる。

■32. 自分のことを、まじめに捉え過ぎる必要はない。他の誰も気にしていない。


ああ、この言葉を若いころの自分に伝えたい。

■33. 奇跡を信じよう。

■34. 神様は神様だから愛してくれる。何をしたか何をしなかったかではない。

■35. 人生を計算するな。参加して今を楽しもう。


そうですね。計算しても無駄、ということに三十路になってから気づき始めました。

■36. どんどん年齢を重ねることは、その反対よりずっといい。 若くして死ぬよりだ。

■37. あなたの子供の子供時代は1度きりだ。

■38. 最終的に真に大事なことは、愛したということ。


泣けます。

■39. 毎日外に出よう。奇跡はあちこちで待っている。

■40. もし皆がトラブルを山のように捨てたとして、他人のと見比べたら自分のは持ち帰ろうと思うものだ。


これも真理かもしれない。自分が抱えるトラブルが一番酷い、と考えるのは傲慢ゆえなのでしょう。

■41. うらやましがることは時間の無駄である。もうすでに必要なものは持っているものだ。

■42. 最高のときはこれから来る。

■43. どんな気持ちになろうとも、起き上がって、着替えて、そして姿を見せよう。

■44. 恵みなさい。

■45. 人生はリボンで結ばれているわけではないが、それでもギフトである。



・・・如何でしょう。僕はもともとカーネギーなどの偉人賢人が残した人生の格言、名言が好きなタチで、よく本で読んだり検索したりしてたのですが、この人の90年の重みを感じる言葉の数々も例外でなく、人生の先輩からのアドバイスとして心のどこかに置いておきたいと思いました。

オリジナルネタはこちらです。他の記事もとても面白いので、是非ごらんください。



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【日記】成田ゆめ牧場に行ってきました。


5~6月は本当にお仕事が忙しく、ありがたく働かせていただいたのですが、やっと落ち着きを取り戻してきました。
仕事を抱えすぎてるときは、寝てもさめてもそのことが頭にあって「ちょwwwwあと二日でコレとコレとコレ締め切りとかwww無理っしょwww」とプチパニックになったりもするのですが、成せば成るというかケセラセラというか、なんとかなるものですね。納品後は長らく続いたネガティブ思考もどっかへ吹っ飛び、スッキリ爽快です。

さて、仕事が終われば遊びも必要ということで、先日知人のお誘いで千葉の成田ゆめ牧場に行ってきました。
いやー三鷹からは近くは無かったのですが、大自然の中、かなり楽しむことができました。お決まりの乳牛の乳搾り体験に始まり、小動物やヤギとのふれあいコーナーで癒され、アスレチックゾーンで童心に帰り、ソフトクリームなどの乳製品に舌鼓を打ち、かわいい牛たちをさんざん愛でた後に、特製バーベキューを口いっぱいに頬張るというスペシャルコースを味わってきました。いやあここの肉絶品です。ゆめ牧場万歳。

で、特筆したいのは、上記写真のお話。牧場散策中、茶髪ロンゲの若者がぐぃーんとセグウェイに乗っているのを発見しました。何故牧場にセグウェイが。という疑問はさておき、初見で大変興味深かったこともあり、近づいてみると試乗できるとのこと。少々値が張りましたが、「高いからやめとく」と諦めるには惜しい魅力があり、上記写真のようなレッスンがはじまりました。その茶髪ロンゲのインストラクターさん曰く、

「セグウェイは感覚的に乗れる便利な乗り物なのですが、乗るときと降りるときだけ注意してください。ここでバランスを崩すと頸骨骨折の危険があります」

とのこと。骨折は嫌なので真剣に話を聴き、いざ出発。ぐぃーん。わあ!ホントに不思議ですよこの乗り物!マジで思い通りに動かせます。手も足も動かしてないのに、重心移動だけでこの安定感。一度乗ると手を離さないかぎりこけることはないそうです。重心を前にすればするほどスピードもでますし、減速も同じ要領でできます。小さいパイロンが芝生に並べられていて、ジグザグ走行したりUターンしりするのですが、これがめちゃ面白いです。インストラクターさんに動く理屈を聞くと、「こけようとする方向と逆の方向にモーターが動くんです。だから無理やり転ぼうと思ってうごいても、なかなか転べませんよ」といいながら身体をぐいんぐいん前後に動かすパフォーマンスを見せてくれたのですが、ホントにセグウェイが制御してこけまいとしてくれます。これ・・・欲しい!と思って値段を聞くと100万弱とのこと。「日本でも公道が走れるように要望出してるところなんですが・・・」とのことですが、最近は自転車事故も問題になってますし、事なかれ主義の現政権では、その道路交通法の改正は難しいだろうなぁと思いました。

10分間、あちらこちらを廻って終了。牧場でのんびり動物と戯れるだけのつもりが、なかなか得がたい体験ができました。まだ日本ではここを含めて三箇所くらいしか乗れるところがないそうです。

お土産に「過激な牛乳食パン」を買って帰りました。使用する牛乳の量がハンパではないらしいです。楽天市場やヤフーショッピングなどで売り上げ1位、という売り文句が書かれてあったのですが、帰ってトーストにして食べると、普通の食パンだなぁという印象で拍子抜けでした。1斤1000円近くしたので、なんとかおいしくたべようとフレンチトーストにしたところ、これが絶品!おいしさ倍増どころかケタ違いの変貌をみせてくれました。

そんなわけで、成田ゆめ牧場、オススメですよ。首都圏在住の方で牛と羊と乳製品とバーベキューとセグウェイと過激なフレンチトーストに興味がある方は梅雨明けの連休にでも是非どうぞ。



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プロフィール

榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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