2011/10/05
【日記】バリ島で結婚式を挙げてきました。

9月9日、バリ島のコンラッド・バリというホテルのインフィニティで
結婚式をしてまいりました。
いわゆるリゾート婚とかいうアレです。(どれだ)
二等辺三角形でアンシンメトリーなイカす教会でした。
両家の親も呼んでいたのですが、タイミング悪く義父が病に伏せられたので
二人だけのささやかな式となりました。

これがなかなかゴージャスなホテルで庭が広く、その風景はまさに楽園。
この写真を撮るまでは天気良かったのですが、すぐに暗雲立ち込めまして、
その後の写真撮影は雨と風の中という・・・。
こんな時でも雨男の本領発揮です。
で、撮影終わるや否や光の早さで雨が止むというお約束付。
ちなみに5日間の滞在期間中、雨降ったのはこの15分だけでした。
我ながらちょっとスゴいです。一級雨男検定とかあれば余裕でクリアな実力です。

インドネシアの瓦はオレンジ色に統一されていていい感じです。
これはホテル1階の風景。卓球や巨大チェスなどで子供たちが遊んでました。
宿泊客はオーストラリア人がほぼ半分、
日本人25%、中国韓国が25%といったところでしょうか。

こちらは三階ロビーからの風景。プールの水がびっくりするほどキレイ。
植物がこんなに生い茂っているのに葉っぱ一つ落ちていません。
従業員ががんばってくれているのですね。
温度調整は特にされてないようで結構冷たかったです。
夜はライトアップされていて幻想的な遊泳が楽しめました。

世界中、どこに行っても僕が食すのはコレ。
あちらの焼き鳥はサテ・アヤムと呼ぶそうです。
日本と違い、甘辛くスパイシーなピーナッツソースにつけて食べるのですが、
これがもう絶品。滞在期間中はほぼ毎日のように食べ、妻をあきれさせました。
帰国後、クックパッドでサテ・アヤムのレシピを見つけたので、是非作ってみたい。

ホテルのレストランで食事をしていると急にイベントが始まりまして、
それがあの有名なケチャダンスでした。
上半身裸の男たちが両手をあげて「チャッチャッチャッチャッ!」と歌いまくる
伝統的なバリ舞踊。
とかいいながらその歴史はそんな長くないそうです。(旅行学を学んできた妻によると)
ダンスは1時間ほどで終了しました。
ケチャはラーマヤーナの物語を題材にしているそうですが、
「ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えられているがね」
というムスカ大佐のセリフが思いつくだけの僕にはさっぱりな代物でした。
舞踏劇の形式はとられているものの抽象的すぎてイミフ。

おみやげ屋さんにいけば必ずといっていいほどアクリル絵画がズラリ並んでました。
バリはヒンドゥー教が主だと思ってましたが、ことのほか仏像の絵が多く、
聞いてみるとバリ・ヒンドゥーというインド仏教とヒンドゥー教の融合したモノとのこと。
95%がバリ・ヒンドゥーで、純粋な仏教徒は5%に満たないとか。
近年イスラム教徒の移民労働者の増加が社会問題化してると聞いていましたが、
その比率はまだ少ないのでしょうね。
下のこれは結婚式後にガイドさんに案内してもらったサン・セット。美しすぎる。

ちなみにガイドのパセックさんは
「日本語ベンキョウチュウダカラ、ヘンナトコアッタラオシエテネ!アゲポヨ~!」
とつかみバッチリなひょうきん者でした。
「バリ・コレクション(ショッピングモール)イクトオミヤゲイッパイヨ!ドンダケ~~!」
・・・これで笑ってしまったのは旅のテンションが敗因です。たぶん。

バリズーという動物園にも足を運びました。
イモトが追いかけられたコモドドラゴンが見られるというので「へぇ~」と思い、
漠然と見物してたら終わってしまいました。
あれ?コモドドラゴンは?と思うもアフターザカーニバル。
ま、なんか珍しい鳥も手に載せたし、ベビータイガーも触れたからいっかな。
と開き直るしかありません。
ちなみにベビータイガーを撫でるときは左手であることを意識しました。
万が一にも右手をカプリされたら絵描きは泣くに泣けません。
妻は動物園スタッフにいきなり1m弱はあろうかというコウモリを両手に持たされて
キャーキャー喜んでました。え、普通ちょっと嫌がるシチュエーションなんじゃ・・?
とか思っていると、子どものころからコウモリ好きだったとのこと。
窺い知れぬ妻の一面を見た気がしました。

ホテルのスパも受けましたが、これは僕には合わないなーと感じました。
たった1時間でもじっとしてるのは苦痛。
僕、そもそもリラックスしたいという欲求が皆無なんです。
なにかしらインプットかアウトプットしてたい人間なんだなぁと
改めて自己を認識しました。
タイ古式マッサージとかは、とても刺激的だし身体にいい感じがして
退屈しないのですが、オイルを塗られてまったりと揉まれてるだけっていう
こういうスパは本当に退屈。本でももってくればよかった!と後悔しましたが
終わった後の妻は顔も血色良く、「気持よかった~♡」とご機嫌でした。
スゲェ対照的な夫婦です。

ホテルの部屋はこんな感じでした。
角部屋で窓の向こうは椰子の木とプールと橋。
ホテルも街も、全体的に照明が少なくて、節電してる東京よりもずっと暗いです。
夜は夜、という感じ。

お風呂は広いし、一見キレイなのですが、水まわりがちょっと理解不能な設計になっており、
どう使っても廊下まで水が流れてびちゃびちゃになるという謎な構造でした。
特にシャワーが上下に分かれており、水圧調整もままならず、
こればっかりは最終日まで慣れなかったですね。。

最終日は、午前中プールと海で泳ぎました。
旅のテンションか天然か、iPhoneを水着のポケットにいれたままの海水浴という
あり得なさすぎる行動に出たおかげで、二年間苦楽を共にしたiPhoneさんが即死。
後日悲しみに包まれると共にスマホの無い生活は二日目にしてギブしそうな僕がいました。
ずいぶん生活に浸透してたんだなぁ・・・。ごめんよiPhone。
まあ、旅先でショック状態でいてもつまらないので、気を取り直して
昼から夕方まではまったりヴィラの屋根付きソファーで過ごしました。
ボーイが注文を聞きに来てくれたので遅めのランチ。
読書する時間がたっぷり取れて、この時間はすごくよかったです。
ちなみにこの新婚旅行に持ち込んだ本はベストセラー「ニーチェの言葉」、
猪瀬直樹の「言葉の力」、堀江貴文の「君がオヤジになる前に」の三冊という
見事に色気のないチョイス。
南国の海風を浴びながら猪瀬直樹の歴史観は実に頷けるよなぁと感心したり、
ニーチェ意外とポジティブじゃんとか思って過ごしてました。

浜辺にて。海を見ながらまた来ようと決意した9月11日。
まもなく訪れた夜空には見慣れた星座はひとつもありませんでした。
南半球にいる、と実感した瞬間でした。
以上、結婚式レポでした。
ふつつかな二人ではありますが、皆様今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
コメント
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2012/09/21 20:24 by 編集